「ジンはカクテルで楽しむお酒」一般的にはそう語られることが多いですが、実際はどうでしょうか? ここではジンの主な飲み方、楽しみ方についてご紹介していきます。
ジン・トニック
飲み方の定番はやはりジン・トニック。 ジン(約1/4)をトニックウォーター(約3/4)で割っただけのシンプルな飲み方です。そもそもトニックウォーターとは、苦味が特徴のキニーネを軸に、柑橘の果皮や甘味料などで味付けした、爽やかな味わいの炭酸飲料。いわばボタニカルの飲み物であり、ボタニカルのお酒であるジンとは当然のように好相性。 200年近く愛されている飲み方で、造り手もジン・トニックを意識してジンを造るほど。ジンとトニックの種類によって味わいが変わり、その爽やかな口当たりからシーンを選ばずカジュアルに楽しめます。
ちなみに、日本ではカクテルとみなされるジン・トニックですが、ジンの本場イギリスなど海外では、日本で言う焼酎の水割りのように当たり前に浸透しており、カクテルという認知でもないのだとか。
カクテル
多く語られるように、カクテルもまたジンの代表的な楽しみ方の一つ。 カクテルの王様とも言われるマティーニや、今世界的にブームのネグローニ、それにギムレットやジン・フィズなどがよく知られるところ。ジンはカクテルベースとして大人気のお酒であり、膨大の数のジン・カクテルが存在します。 基本的にジンは、自由に楽しむことができるお酒ですが、バーテンダーに作ってもらうカクテルは、ジンのまた違う表情を見させてくれます。
ロック&ストレート
もちろんオンザロックやストレートでもジンは楽しむことができます。 ストレートで味わう場合、常温の水を少しずつ加えながら香りや味の変化を楽しむのも面白いです。(ジンと水、半々で割ればトワイスアップという飲み方になります) 特に近年は、香りや味がしっかりしたクラフトジンも増えてきているため、そのままでも美味しく嗜むことができます。
水割り&ソーダ割り
「ジンの味をなるべくそのまま感じたいけど、アルコール度数を下げたい…」そういった方に支持されているのが、水割りとソーダ割りです。 水割りの場合、ジン1/3に対して水2/3ぐらいが、伸びが良くジンの香味も堪能できます。また、砂糖を加えて「ジン・スリング」にする飲み方もあります。 ソーダ割りも同様。1/2カットのライムを沈めればジン・リッキーになります。